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Serenadi oluelle    
  Neljä serenadia
ビールのセレナーデ  
     4つのセレナーデ

詩: 民謡詞 (Folktune,-) 
      

曲: ラウタヴァーラ (Einojuhani Rautavaara,1928-2016) フィンランド   歌詞言語: フィンランド語


Tiiän mä oluen synnyn:
humalast’ oluen synty.

Humala,Remusen poika,
pistettiin pienenä maahan,
kynnettiin kyinä maahan,
viskattiin viholaisna
penkerehen Osman pellon,
vierehen Kalevan kaivon.

Siitäpä nousikin taimi,
yleni vihanta virpi.
Nousipa humala puuhun,
kohosi latvoa kohti,
huhuili humala puusta,
pellon penkereltä ohra,
Kalevan kaivosta vesi.

Olut on oikia nimi,
hurskahille hyvä juoma,
paljo juonehille paha.
Pani se huiskaman hullut,
meiskamahan mielipuolet.

Tiainen olutta pani,
hyvin se tiainen tiesi,
osasi oluen panna.
Tiainen pikkuinen lintu,
varpunen vähävarainen,
kutsui se vieraita paljo,
juomahan olutta tuota.

Ei voinut kotona olla,
metsähän piti paeta...

私は知らぬ ビールの起源は:
ホップがビールを生み出したんだ

ホップ レムセンの息子は
小さな土地に根付いた
蛇どもが土地を耕し
投げ出された 無駄なもののように
オスモの畑の近く
カレヴァの井戸の横に

すると種は芽を出して
緑の蔓は陽の光を求めた
ホップは木を伸び行き
ほとんど木の梢に届き
声を掛ける ホップは木に
大麦の畑に
カレヴァの鉱泉に

ビールはお前の正しい名だ
敬虔なる者に良い飲み物の
飲み過ぎる者には多大なる悪だ
たわ言を喋らせ 愚か者に
ひっくり返らせる 狂人を

小鳥がビールを作る
良く知っているのだ 小鳥は
しっかり作り始めることができる
小鳥には
あまりに多い量だったので
たくさんの客を招待した
ビールを飲み干すために

もう家にはいられない
森へと逃げ出さねばならなかった...


ビールを作る話はフィンランドの有名な叙事詩「カレワラ」の中にもあるのだそうですが、ここで取り上げられているのはそれではありません。フィンランド語がよく分からないので意味不明なところがたくさんありますがご容赦ください。これもセレナーデと呼ぶにはかなり無理矢理感がありますが、音楽はダイナミックでユーモラス、とても面白いものです。酔っぱらいの絶叫のような奇声、拍手、唸り声にしゃっくり、口笛と色々な音が入り乱れ派手な酒盛りでもやっている感じがGOOD。

( 2017.02.12 藤井宏行 )


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