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三国音頭    
 
 
    

詩: 若杉雄三郎 (Wakasugi Yuuzaburou,1903-1955) 日本
      

曲: 中山晋平 (Nakayama Shinpei,1887-1952) 日本   歌詞言語: 日本語


東京 ベルリン ローマをつなぐ
道は一筋 日は一つ 日は一つ
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊

結ぶ三国 鼎の足の
世界平和の 勘所 勘所
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊

国は変われど 心はひとつ
二億五千の 気はひとつ 気はひとつ
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊

あなた西から わしゃ東から
築く世界の 新秩序 新秩序
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊

待って待たれて 三つの国で
仰ぐ世界の 夜明け空 夜明け空
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊

二億五千の 手と手をつなぎ
丸く眺める お月様 お月様
ハア 日独伊 ソリャ 日独伊
サテ しめてヨイヨイ 日独伊



日本各地にある「三国(みくに)」という土地の音頭ではありません。1940年に日本・ドイツ・イタリアの間で結ばれた日独伊三国同盟を記念して作られた曲です。ですから「さんごくおんど」なのですね。当時は大真面目だったのでしょうが、今の目から見ると何とも異形の作品に思えてなりません。「にっちどっくいー」と連呼するところなど、邦楽器の鄙びた響きにも支えられて思わず可笑しみすら感じてしまうほどです。
これも「建国音頭」と同じ「軍国音頭の世界」(ぐらもくらぶ)の復刻CDに収められておりました。市丸・一色晧一郎のデュエットです。

( 2017.02.11 藤井宏行 )


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