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汽車ポッポ    
 
 
    

詩: 本居長世 (Motoori Nagayo,1885-1945) 日本
      

曲: 本居長世 (Motoori Nagayo,1885-1945) 日本   歌詞言語: 日本語


お山の中ゆく
汽車ポッポ
 ポッポ ポッポ
黒いけむを出し
 シュシュシュシュ
白いゆげ吹いて
汽関車と汽関車が
前引き 後押し
 何だ坂 こんな坂
 何だ坂 こんな坂
トンネル 鉄橋
 ポッポ ポッポ
トンネル 鉄橋
 シュシュシュシュ
トンネル 鉄橋
トンネル 鉄橋
 トンネル トンネル
トントントンと
 のぼりゆく



蒸気機関車が過去の遺物となった今となってはほとんど歌われなくなるのも仕方のないことではあるのですが、この歌、本居の書いた作品の中でも私の知る限り一番斬新な歌ではないかと思います。汽車の走る躍動感が実に見事に描き出され、今聴いてもとても新鮮です。時代の流れとは言いながら大変に惜しい作品のひとつです。

( 2017.01.30 藤井宏行 )


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