福島行進曲 |
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胸の火燃ゆる宵闇に 恋し福ビル引き眉毛 サラリと投げたトランプに 心にゃ金の灯愛の影 月の出潮の宵闇に そぞろ歩こうよ紅葉山 真赤に咲いた花さえも 明けりゃ冷たい露の下 唇燃ゆる宵闇に いとし福島恋の街 柳並木に灯がともりゃ 泣いて別れる人もある |
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古関の記念すべきデビュー作品は、同郷の作詞家・野村俊夫の地元に縁の深い詩につけたこの曲でした。野村の著作権が今年切れましたのでようやくここでも歌詞をご紹介できることとなりました。この頃はご当地ソングがはやりの時期で、この曲もその系譜に位置づけられるでしょうか。私は福島には行ったことはないのでよくは分からないのですが、おそらく地元の方なら「あああれか」とハタと膝を打つようななじみの場所が歌詞には織り込まれているのでしょうね。
( 2017.01.26 藤井宏行 )