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Vingar i natten    
  Fem dikter
夜の翼  
     5つの詩

詩: ベリマン (Bo Hjalmar Bergman,1869-1967) スウェーデン
      

曲: ラングストレーム (Andreas Johan Ture Rangström,1884-1947) スウェーデン   歌詞言語: スウェーデン語


Det flyger en fågel svart och stum.
Vem binder hans öde? Ingen.
Han flyger i världens vida rum
med ångestens vind i vingen.

Har ej rede att värma sig i.
Har ej värn eller viloställen.
Min längtan susar skugglikt förbi
din brinnande ruta i kvällen.

Så blek i månskenets bleka ljus
du stryker en dröm från din panna.
Nu sover ditt stora tysta hus.
Mitt öde kan icke stanna.

Det är skyar som fara och flarn
på flykt över dunkla vatten
- vi längtans fåglar,vi orons barn,
vi susande vingar i natten!

飛んで行くのは一羽の鳥 黒く沈黙した
誰が決めるのだ その運命を?誰でもない
鳥は飛ぶ この世の広い空間を
翼の苦悩する風と共に

巣もない 自らを暖める
止まり木もない その身を休める
私の憧れはささやき過ぎる 影となって
お前の燃え立つ窓を 夕暮れに

こうして蒼ざめる 月明かりの淡い光のように
お前は振り払う 夢をお前の額から
今まどろんでいる お前の大きく静かな家は
私の運命は止まることができない

雲だ 漂い流れゆく
濁った水の上を飛びながら
- 私たちは憧れの鳥だ 不安な子供たちだ
私たちはささやく夜の翼なのだ!

ブー・ベリマンの詩につけた歌曲はラングストレームにはたくさんあります。その多くが彼の代表的な歌曲作品となっていますが、この曲はその中でも最も良く知られたもののひとつでしょう。フォン・オッターの録音したスウェーデン歌曲集のアルバムタイトルになっておりますし、北欧歌曲を歌う多くの歌手たちがこぞって取り上げている曲です。激しい飛翔への憧れが仄暗いメロディとともに力強く歌われて、確かに代表作と呼ばれるにふさわしい貫録の歌曲だと思います。

( 2017.01.16 藤井宏行 )


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