哀別 |
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海は見たれど 海照らず 山は見たれど 山照らず 時雨の雲の 雨の戸に わがためぬれた 人もあり 中仙道は 山の國 常陸鹿島は 海の國 これがたまだま 五十里の 山を越えたる 別れかよ 烏しば啼く しばらくは 山のあなたで 啼けばよい 今宵一夜を 哀別の 涙で共に 語らうよ |
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( 2017.01.14 藤井宏行 )