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豊作唄    
 
 
    

詩: 野口雨情 (Noguchi Ujyou,1882-1945) 日本
    十五夜お月さん(1921)  

曲: 本居長世 (Motoori Nagayo,1885-1945) 日本   歌詞言語: 日本語


山椒 山椒の木で
雀が啼いた

足で 山椒踏んで
山椒の木で啼いた。

豆も 小豆も
莢(さや)から はしる

麦も 小麦も
みな 垂れさがる。

山椒 山椒の木で
雀が啼いた

山椒 山椒踏んで
山椒の木で啼いた



耳に残る明るいメロディで生き生きと始まりますが、2節目の「山椒の木で」のところで絶妙の転調で短音階となりふわっと翳るところが見事。また冒頭の明るいメロディが戻り、華やかに終わります。藍川さんの雨情の詩に付けた曲を集めたCDの中でも指折りの印象深い歌でした。

( 2017.01.10 藤井宏行 )


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