さそり節 日本民謡集第1集 |
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雨の降るときナ よし湿地(やじ)通たれば びっきんだ 手ぶりして せきはねた サンサヤ オヤホンニ ソダナヤ びっきんだ 手ぶりして せきはねた サンサヤ |
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岩手県の民謡。秋田県との県境にある沢内村あたりに伝わる牛追い唄の系統なのだそうです。波多野睦美さんが間宮編曲の日本民謡集CDの冒頭で歌っているのを聴くことができますが、まるで矢野顕子さんばりの不思議な浮遊感を漂わせて冒頭からインパクト大です。日本民謡の多様性を教えてくれる間宮編曲にもひたすら感動です。歌詞にある「ひっきんだ」とは蛙のこと。ヒキガエルを表しているのでしょうか。
( 2016.12.25 藤井宏行 )