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Ich hör' ein Vöglein locken   Op.2-5  
  Sieben Lieder
私には聞こえる 一羽の小鳥の誘う声が  
     7つの歌曲

詩: ベトガー (Adolf Böttger,1815-1870) ドイツ
      

曲: プフィッツナー (Hans Pfitzner,1869-1949) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Ich hör' ein Vöglein locken,
Das wirbt so süß,das wirbt so laut,
Beim Klang der Blumenglocken
Um die geliebte Braut.

Und aus dem blauen Flieder
Singt,ohne Rast und Ruh'
Millionen Liebeslieder
Die holde Braut ihm zu. --

Ich hör' ein leises Klagen,
So liebesbang,so sehnsuchtsvoll --
Was mag die Stimme fragen,
Die in dem Wind verscholl?

私には聞こえる 一羽の小鳥の誘う声が
それはとても甘く とてもやかましく響く
ツリガネソウの響きを添えて
愛する花嫁のもとに

あの緑のリラの木から
歌っている 安息も休息もなしに
幾千もの愛の歌を
愛しの花嫁に 奴は寄せる

私には聞こえる 穏やかな嘆きが
愛の不安に満ち 憧れに満ちた
何をあの声は求めているのだろうか
風の中にあふれて?

愛らしいきらめくようなメロディですが、歌詞は結構寂しいですね。あまり歌われることは多くないですが素敵な歌です。

( 2016.11.26 藤井宏行 )


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