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Piping down the valleys wild    
 
葦笛吹き吹き谷間をくだる  
    

詩: ブレイク (William Blake,1757-1827) イギリス
    Songs of Innocence 1 Introduction

曲: ブライアン (William Havergal Brian,1876-1972) イギリス   歌詞言語: 英語


Piping down the valleys wild,
Piping songs of pleasant glee,
On a cloud I saw a child,
And he laughing said to me:

“Pipe a song about a lamb.”
So I piped with merry chear.
“Piper,pipe that song again.”
So I piped: he wept to hear.

“Drop thy pipe,thy happy pipe;
Sing thy songs of happy chear.”
So I sang the same again,
While he wept with joy to hear.

“Piper,sit thee down and write
In a book,that all may read.”
So he vanished from my sight;
And I pluck'd a hollow reed.

And I made a rural pen,
And I stain'd the water clear,
And I wrote my happy songs
Every child may joy to hear.

葦笛吹き吹き谷間をくだる
吹くのは陽気な喜びのうた
雲の上に見たのはひとりの子供
その子は笑いながら私に言った

「子羊の歌を吹いてみてよ」
だから私は陽気に吹いた
「吹いて、吹いてよその曲をもいちど」
それで私は吹いた、彼は涙を流して聴いていた

「そしたら笛を下ろして、その幸せの笛を
 楽しい歌を今度は歌ってよ」
そこで私は同じように歌った
彼は嬉し涙を流して聴いていた

「笛吹きさん、腰掛けて今の歌を書きとめてよ
 本にしてよ、誰もが見られるように」
そういってその子は私の目の前から消えた
私は谷間に生えてる葦を折り取り

田舎仕立てのペンをこしらえ
きれいな水にしみをつけ
幸せの歌たちを書きとめた
子供がみんなこれを喜んで聴いてくれますように



ウイリアム・ブレイクの詩集「無垢の歌」の冒頭、序詩として掲げられているものです。ブライアンのつけたメロディもおどけた民謡のような親しみやすいもの。もっともピアノの響かせる葦笛の旋律はなかなか勢いがあって素朴な歌のメロディラインと絶妙の掛け合いをしています。

( 2016.11.23 藤井宏行 )


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