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Nereidu   Op.60-3  
  Shest' romansov
ネレイード  
     6つのロマンス

詩: プーシキン (Aleksandr Sergeyevich Pushkin,1799-1837) ロシア
      Нереида(1820)

曲: グラズノフ (Aleksandr Konstantinovich Glazunov,1865-1936) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Sredi zelenykh voln,lobzajushchikh Tavridu,
Na utrennej zare ja videl Nereidu.
Sokrytyj mezh derev,edva ja smel dokhnut’:
Nad jasnoj vlagoju poluboginja grud’ mladuju,
Beluju,kak lebed’,vozdymala
I penu iz vlasov strueju vyzhimala.

緑の波の合間 タヴリーダの岸にくちづける波の
夜明けに私は見た ネレイードを
木々の間に隠れ 私は息を潜めた:
澄んだ水の上 その半女神は 若い胸を
白鳥のように白く 大きくせり上げて
水の泡を絞っていた 髪から溢れだしている


ネレイードとは水の精、タブリーダというのはクリミア半島の古い名のようで、ここのネレイードは海に棲む妖精ですから、人魚のようなものでしょうね。ピアノのアルペジオが美しく滴り落ちる水の雫を描写しています。

( 2016.11.19 藤井宏行 )


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