天の原 |
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あまのはら ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも |
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こちらも百人一首でおなじみ、遣唐使として中国に渡り、死ぬまで帰国が叶わなかった阿部仲麻呂の望郷の歌です。「八重桜」ほど濃密な日本メロディではなく、メロディラインには欧風の香りもしますが、テンポといい伴奏のきらびやかさといい ハミングが唐突に入るところも含め全体の雰囲気は「八重桜」によく似ています。
( 2016.11.05 藤井宏行 )