Frühlings Ankunft (altjapanisch) Op.47-3 Vier Japanische Lieder |
春の訪れ 4つの日本の歌曲 |
Winter entflieht,schon der Lenz sich zeigt, perlend schimmert der Morgenthau duftig der Abendnebel steigt, über der grünen,dämmernden Au Kamina bis Büsche erschallen süss vom Sange der Nachtigall. |
冬は逃げ去り もう春が姿を見せている 真珠のように朝露がきらめき 香しく夕霧が立ちこめる 緑の 翳り行く野原の上では カミナが茂みに鳴り渡る 甘く ナイチンゲールの歌声と共に |
これも万葉集からの歌のようですが、元歌は特定できませんでした。「カミナ」とあるのはそのようにドイツ語詞でも書かれていますが、一体何なのかも不明。鶯(ナイチンゲール)と一緒に春に野原で鳴くので何かの鳥のようにも思えますけれども。
ドイツ語の訳者は特定はまだできていないのですが、1・2曲目の流れからしてKarl Adolf Florenzと考えてまあ間違いなかろうということでそう記載しています。
( 2016.11.03 藤井宏行 )