東京カチンカ娘 映画「東京カチンカ娘」 |
|
詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
|
|
「銀座カンカン娘」の大当たりに続いて撮られた映画「東京カチンカ娘(1950)」、フレンチカンカンのバックダンサー、銀座カンカンは登場はしますが、ストーリーも出演者も全く別物です。そして映画の題名と同じ主題歌 「東京カチンカ娘」はコサックダンスのリズムをベースにした何とも重厚なものです。歌詞には当時流行したロシアの歌謡「カチューシャ」を織り込んで「あの娘は カチューシャか あゝ銀座のカチューシャ娘よ(詞:村雨まさを〜服部が作詞するときによく使ったペンネームです)」なんてフレーズもあって不思議な雰囲気。まるで古賀政男の東京ラプソディーを思わせるようなメロディは「カンカン娘」の時ほどの強烈なインパクトはありませんがなかなか耳になじみの良いものでそこそこヒットしたようです。歌ったのは暁テル子・羽山和男のコンビ。 暁テル子は当時 笠置シズ子と並ぶブギウギの女王でしたが、実にしっとりと歌って見事です。
( 2016.10.21 藤井宏行 )