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Aftnen er stille    
 
夜は静か  
    

詩: ビョルンソン (Bjørnstjerne Bjørnson,1832-1910) ノルウェー
      Stævnemødet (1866)

曲: シェーベルイ (Carl Leopold Sjoberg,1861-1900) スウェーデン   歌詞言語: ノルウェー語


Aftnen er stille,
timerne trille
lydløse ned i det evige væld.
Kun mine tanker
lyttende vanker,-
vil hun ej komme i kvæld,
- ej komme i kvæld?

Vinteren drømmer,
stjernerne svømmer
gennem dens florlette syner og ler,
nævnende sommer,
elskov og blommer,-
tør hun ej møde mig mer,
- ej møde mig mer?

夜は静か
時は過ぎゆき
音もなく永遠の滝壺の中に
今 ぼくの想いは
耳そばだて さまよっている -
彼女は来ないのだろうか 今夜は
- 来ないのだろうか 今夜は?

冬の夢
星たちは漂う
ぼんやりとかすんだ空の上を そしてほほ笑む
夏は終わりだ
愛も 花も -
彼女はもう会ってくれないのだろうか 二度と
- もう会ってくれないのだろうか 二度と?


Tonerna(調べ)のみが遺ったスウェーデンの作曲家シェーベリの、ノルウェーの詩人ビョルンソンの詩につけた歌です。なかなか愛らしい歌詞なので(失恋の歌ですけれども)訳してみました。実際にはもう少し長い詞のようですが、シェーベリは冒頭の2節にメロディをつけています。

( 2016.10.07 藤井宏行 )


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