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Old Dan Tucker    
 
オールド・ダン・タッカー  
    

詩: ダニエル・エメット (Daniel Decatur Emmett,1815-1904) アメリカ
      

曲: エメット (Daniel Decatur Emmett,1815-1904) アメリカ   歌詞言語: 英語


1.
I come to town de udder night,
I hear de noise an saw de fight,
De watchman was a runnin roun,
crying Old Dan Tucker's come to town,

Gran' CHORUS
So get out de way!
get out de way!
get our de way!
Old Dan Tucker
your to late to
come to supper.

2.
Tucker is a nice old man,
He use to ride our darby ram;
He sent him whizzen down de hill,
If he hadn't got up he'd lay dar still.

(Gran' CHORUS)

3.
Here's my razor in good order
Magnum bonum--jis hab bought 'er;
Sheep shell oats,Tucker shell de corn,
I'll shabe you soon as de water get warm.

(Gran' CHORUS)

4.
Ole Dan Tucker an I got drunk,
He fell in de fire an kick up a chunk,
De charcoal got inside he shoe
Lor bless you honey how de ashes flew.

(Gran' CHORUS)

5.
Down de road foremost de stump,
Massa make me work de pump;
I pump so hard I broke de sucker,
Dar was work for ole Dan Tucker.

(Gran' CHORUS)

6.
I went to town to buy some goods
I lost myself in a piece of woods,
De night was dark I had to suffer,
It froze de heel of Daniel Tucker.

(Gran' CHORUS)

7.
Tucker was a hardened sinner,
He neber said his grace at dinner;
De ole sow squeel,de pigs did squall
He 'hole hog wid de tail and all.

(Gran' CHORUS)

1.
おいらは出かけた 町にある夜のこと
騒ぎを聞いて おいらは騒動を見た
夜警が駆けずり回りながら
叫んでたんだ オールド・ダン・タッカーが町に来るぞと

(コーラス)
だったら道を開けろ!
道を開けろ!
道を開けろ!
オールド・ダン・タッカーさんよ
あんたちょっと遅すぎたぜ
晩飯に来るにゃあ

2.
タッカーはいかしたジジイだぜ
奴は俺たちのダービーラムにいつも乗ってた
そいつに丘をビューっと駆け降りさせたんだ
奴が起きてなかったら あそこでまだ寝たままだったろうさ

(コーラス)

3.
これが俺の剃刀 しっかりしてるぜ
マグナム・ボーナム −あそこで買ったんだ
ヒツジはオーツ麦を剥く タッカーは小麦を剥く
俺はお前の髭を剃ってやろう 水がすぐに温かくなるみたいに

(コーラス)

4.
オールド・ダン・タッカーと俺は酔っ払って
奴は囲炉裏の火の中に落ちて 炭の塊を蹴っ飛ばした
炭が奴の靴の中に入ったんだ
主よ 救い給え おい なんて灰の舞い上がることか

(コーラス)

5.
道の向こうの切り株のあたり
ご主人さまは俺に水汲みを命じたのさ
一生懸命汲んだんで ポンプを壊しちまった
こりゃあオールド・ダン・タッカーのための仕事だったぜ

(コーラス)

6.
俺は町に買い物に出かけたが
森ん中で迷っちまった
夜は暗くて ひどいめに遭ったぜ
ダニエル・タッカーのかかとを凍らせたのさ

(コーラス)

7.
タッカーは札付きの罪人だ
奴は決して晩飯でお祈りしなかった
老いぼれ雌豚はキーキー鳴き 雄豚どもはブーブー鳴く
奴は穴掘らせる 豚に尻尾で

(コーラス)


1843年に書かれたヴァージニアのミンストレルショーのための曲です。歌詞は色々なバージョンがあるようですが、恐らくオリジナルと思われるものをアメリカのPDmusicのサイトよりお借りして訳をつけています。白人たちが黒人の扮装をして黒人訛りの英語で歌う歌のうえに、内容もナンセンスなところを意図的に狙っていたりしますので訳していても意味不明な部分が多くあることをご了承ください。ノリノリのメロディが愛されてか現在でもエメット作とは意識されずに(ほとんどアメリカ民謡のようになって)アメリカでは歌われているようです。面白いところではアメリカンロックの大御所 ブルース・スプリングスティーンがカヴァーしているものもありました。

( 2016.09.22 藤井宏行 )


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