En casa de Mariquita Mujeres Argentinas |
マリキータの家で アルヘンティーナの女 |
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私はエル・アルトの娘 愛国者で 港町の女よ ほら この記章に書いてあるでしょ 新しいショールと腕輪とで 私は広場を散歩したわ 何が起こってるか知りたくて エル・アルトに戻るとき 私は出くわした すてきなパーティに 立派な身なりの男の人たちと とてもめかしこんだ女の人たち お話させてちょうだいね 私がその家で見たものを その窓越しに それはマリキータの家だったの 新しい歌が歌われていた 私が繰り返してみるわね 私はエル・アルトの娘 何も分からないから 外面だけ真似るわ それは聖なる叫びなの 平等と自由の 戦いと勝利の この歌は私の祖国 私がずっと待ち望んでいたものよ 私は魂にしっかり焼き付けたわ (詞は大意です) |
最後の曲に登場するのはブエノスアイレスの名もなき町娘、彼女が覗き見したパーティーは、マリキータ・サンチェス・デ・トンプソン(Mariquita S?nchez de Thompson 1786-1868)のサロン、ここには名士たちが集い、政治経済から芸術まで幅広く語られていたのだそうです。ここで歌われた歌に新しい国の自由の息吹を感じる町娘、なかなか凝ったつくりの歌です。クりオージャの陽気なリズムとメロディが沸き立つような歓喜を歌います。私は個人的にはこの歌曲集で一番好きな歌なのですが、一番ポピュラリティは低いかも知れません。もったいないことです。
( 2016.08.07 藤井宏行 )