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Dorotea,La Cautiva    
  Mujeres Argentinas
ドロテア 捕らわれの女  
     アルヘンティーナの女

詩: ルナ (Félix Luna,1925-2009) アルゼンチン
      

曲: ラミレス (Ariel Ramirez,1921-2010) アルゼンチン   歌詞言語: スペイン語


詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
あたしは白人じゃありません キャプテン
昔はそうだったこともありますけど
あたしを帰してください 南に
あたしを行かせてください

名前もほとんど忘れてしまいました
ドロテア・バザンなんて
あたしは白人じゃありません インディオの女です
愛ゆえに キャプテン

あたしには必要なのです パンパの風が そして香りが
あのランケル族のキャンプの
赤銅色の肌が あたしの旦那の
この王国に住む 背の高い草と
皮と太陽の

(詞は大意です)

「捕らわれの」とありますが、もともと白人であった彼女ドロテアは、いかなる理由かは分かりませんがインディオと一緒に暮らすことを選びます。お節介な白人の軍が彼女を「解放」し白人社会へ戻すことを考えますが、彼女にとってはこれこそが「捕らわれた」状態なのですね。「大草原のミロンガ(ミロンガ・パンペアーナ)」は憂愁にみちて物憂く、彼女の悲しみを伝えてくれます。

( 2016.08.07 藤井宏行 )


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