TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Piangono al pianger mio le fere    
  Le musiche,Book 1
涙を流すのだ 私の嘆きに野獣たちも  
    

詩: リヌッチーニ (Ottavio Rinuccini,1562-1621) イタリア
      

曲: ディンディア (Sigismondo d'India,1582頃-1629) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Piangono al pianger mio le fere,e i sassi
A'miei caldi sospir traggon sospiri,
L'aer d'intorno nubiloso fassi,
Mosso anch'egli a pietà de'miei martiri,
Ovunque io poso ovunque io volto i passi,
Par che di me si pianga e si sospiri,
Par che dica ciascun,mosso al mio duolo :
“Che fai tu qui meschin,doglioso e solo ?”

涙を流すのだ 私の嘆きに野獣たちも そして石さえも
私の熱いため息に ため息つく
あたりの空はすっかり掻き曇り
同情のあまりに動いて行った わが苦しみに
どこへ私が横たわろうと どこへ私がこの足を向けようと
思えるのだ 皆が嘆き ため息ついているように
思えるのだ 言っているように 私の嘆きに同情して:
「何をしているのだ 哀れな者よ 嘆き悲しみ一人ぼっちで?」と

( 2016.08.05 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ