Stay,sweet love Anon. in Love |
居ておくれ 愛しい人 恋する詠み人知らず |
O stay,sweet love; see here the place of sporting; These gentle flowers smile sweetly to invite us, And chirping birds are hitherward resorting, Warbling sweet notes only to delight us: Then stay,dear love,for,tho' thou run from me, Run ne'er so fast,yet I will follow thee. I thought,my love,that I should overtake you; Sweet heart,sit down under this shadow'd tree, And I will promise never to forsake you, So you will grant to me a lover's fee. Whereat she smiled,and kindly to me said - I never meant to live and die a maid. |
おお居ておくれ 愛しい人 ご覧 この楽しい場所を やさしい花たちが甘くほほ笑んで ぼくたちを呼んでいる そしてさえずる鳥たちはあちらの方で休みながら 甘い歌声を響かせているよ ぼくたちを喜ばせようと だから居てよ 愛しい人 ぼくから走って逃げても そんなに速く走らないで ぼくは君について行くんだから ぼくは思った 恋人よ 君を追い越して行こうと かわいい娘 さあ座ってよ この木陰に 約束するから けっして君を捨てたりしないと だからぼくにくれるよね 恋人の受けるべき報酬を? 彼女はにっこり笑って やさしくぼくに言っ 「私は処女のまま一生を過ごすつもりはないわ」 |
こちらも愛らしい17世紀作者不詳の詩。前の曲に比べるとだいぶメロディアスで聴きやすいですが、どこか奇妙な浮遊感を感じさせます。英語の響きが実にとんがって聴こえて面白いです。やはり現代の曲ですね。
( 2016.08.04 藤井宏行 )