がくもん |
|
がくもんしなけりや 人にはなれず おもへばしあはせ かうしてひゞに しよもつをかかへて がくかうがよひ このきみがみよ すぐれた人ふも なれやとばかり おもへばうれしや かうしてひゞに やさしく手をとり をしへてたまふ このけうしさま あそびのみちづれ べんきょのあひて おもへばたのもし かうしてひゞに たがひにたすけて なかよくすゝむ このおともだち |
|
明治25年の「小学唱歌」に載ったものなのだそうです。山田美妙の詩はあんまり歌の詞には向いていない感じですね。なんとも言えない違和感があります。いや小山の曲もなんだか唱歌というよりはコミックソングのような味わいで、不思議な聴後感を残す作品です。
( 2016.07.31 藤井宏行 )