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Step’ju idu ja unyloju   Op.5-1  
  Chetyre romansa
草原を私はゆったりと行く  
     4つのロマンス

詩: プレシチェーエフ (Aleksey Nikolayevich Pleshcheyev,1825-1893) ロシア
      Степью иду я унылою 原詩:Sándor Petőfi (1823-1849)

曲: グレチャニノフ (Aleksandr Tikhonovich Gretchaninov,1864-1956) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Step’ju idu ja unyloju,
net ni tsvetochka na nej;
Netu zelenogo dereva,
gde by mog spit solovej.

Mrachno tak vecher nasupilsja,
zvezd ni sleda v vyshine...
Sam ja ne znaju,chto vspomnilas’
vdrug v etu noru ty mne!

Vspomnilas’,ty,moja milaja,
s krotkim i jasnym litsom...
Vizhu tebja i,mne kazhetsja,
mgla uzh redeet krugom:

i budto pesn’ solov’inaja
v chashche zelenoj zvuchit:
volny tsvetov kolykhajutsja,
v zvezdakh vse nebo gorit...

草原を私はゆったりと行く
そこには一輪の花もない
一本の緑の木さえもないのだ
ナイチンゲールが眠ることのできる

暗く夜が私を覆う
星ひとつ空にはない...
私は何も思い出せない
突然 お前の姿が私の前に現れる!

覚えているよ お前 わが愛しの人よ
穏やかな はっきりした顔をしている...
お前を見て 私は思う
霧が薄く 晴れて来たように

そしてナイチンゲールの歌声が
緑の茂みの中に響く:
花たちは波打って揺れ
星たちは空で輝き出す...


1920年代のSP録音では結構吹き込まれたものを見かけるのですが、今やほとんど歌われないでしょうか。原詩はハンガリーの詩人のものですから大平原プスタの情景です。

( 2016.06.12 藤井宏行 )


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