Step’ju idu ja unyloju Op.5-1 Chetyre romansa |
草原を私はゆったりと行く 4つのロマンス |
Step’ju idu ja unyloju, net ni tsvetochka na nej; Netu zelenogo dereva, gde by mog spit solovej. Mrachno tak vecher nasupilsja, zvezd ni sleda v vyshine... Sam ja ne znaju,chto vspomnilas’ vdrug v etu noru ty mne! Vspomnilas’,ty,moja milaja, s krotkim i jasnym litsom... Vizhu tebja i,mne kazhetsja, mgla uzh redeet krugom: i budto pesn’ solov’inaja v chashche zelenoj zvuchit: volny tsvetov kolykhajutsja, v zvezdakh vse nebo gorit... |
草原を私はゆったりと行く そこには一輪の花もない 一本の緑の木さえもないのだ ナイチンゲールが眠ることのできる 暗く夜が私を覆う 星ひとつ空にはない... 私は何も思い出せない 突然 お前の姿が私の前に現れる! 覚えているよ お前 わが愛しの人よ 穏やかな はっきりした顔をしている... お前を見て 私は思う 霧が薄く 晴れて来たように そしてナイチンゲールの歌声が 緑の茂みの中に響く: 花たちは波打って揺れ 星たちは空で輝き出す... |
1920年代のSP録音では結構吹き込まれたものを見かけるのですが、今やほとんど歌われないでしょうか。原詩はハンガリーの詩人のものですから大平原プスタの情景です。
( 2016.06.12 藤井宏行 )