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Mattinata    
 
朝の歌  
    

詩: パンツァッキ (Enrico Panzacchi,1840-1904) イタリア
      

曲: トスティ (Francesco Paolo Tosti,1846-1916) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Mary,tremando
l'ultima stella
Nel vasto azzuro
Tra poco vanirà;
E presso a sorgere
l'alba novella,
Con un susurro
L'aura l'annunzia già.

Io non ti dico,vieni al verone;
Mary,in quest'ore
Più dolce è riposar;
Mormoro basso la mia canzone,
Che il tuo sopore
Non giunga ad abbreviar...

Solo domando,solo desio
Che il canto mio
Lambendo il tuoi guancial,
Versi,o fanciulla,
nella tuo mente,
L'onda lucente
D'un sogno celestial!

Mary,tremando
l'ultima stella
Nel vasto azzuro
Tra poco vanirà...

メリーよ 震えながら
最後の星が
広大な青さに
すぐに消えるだろう
そしてすぐにやって来る
新しい夜明けが
つぶやきと共に
朝焼けがもうそのことを告げている

私はあなたには言わない バルコニーに来てくれとは
メリーよ 今この時には
安らぐ方がずっと素晴らしいのだ
私はこの歌をそっとつぶやこう
あなたの眠りを
短くしたりしないように...

私はただ驚き ただ望むだけだ
私の歌が
あなたの枕元をかすめて
注ぐことを おお乙女よ
あなたの心の中に
かがやく波を
天上の夢の!

メリーよ 震えながら
最後の星が
広大な青さに
すぐに消えるだろう...


トスティの朝の歌(夜明けに恋人を目覚めさせ 呼び出す歌 マッティナータ)には、 二回目の朝の歌 (1903) というのがあってあちらの方がよく知られていますが、この本元のマッティナータの方も決して魅力に乏しいわけではありません。色々調べましたが詞の作者が不詳(エンリコ・パンツァッキの作としている記録もあり)なのと、作曲or出版年が突き止められませんでしたので、作品の素性にこだわることの多いこの業界では一種邪険にされていたのでしょうか。
けっこう素敵な詞と音楽にも関わらずほとんど耳にできないのはとても惜しい歌です。
1904年というたいへん古いネリー・メルバの歌の吹き込みがネットでは聴けました。新しい録音ではジリアン・ザミットの爽快な歌が魅力的でした。

( 2016.02.16 藤井宏行 )


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