Si tu le voulais |
もしあなたが望むのなら |
Si tu le voulais ange aux yeux d'étoiles Je me reprendrais à vivre pour toi Mon coeur oublierait tout ce qui le voile Et j'aurais l'amour et j'aurais la foi. Si tu le voulais mon âme à la tienne Porterait sa fleur éclose pour toi Mon âme n'a rien qui ne t'appartienne Tu pourrais cueillir son rêve et sa foi. Si tu le voulais je viendrais sourire À tous les moments tristes ou joyeux Je sais des chansons si douces à dire Pour bercer l'esprit et fermer les yeux |
もしあなたが望むのなら 星の瞳の天使よ 私は再び生きるのだろう あなたのために 私の心は忘れてしまうだろう すべて覆い隠すものを そして私は愛を持ち 誠を持つのだろう もしあなたが望むのなら 私の魂はあなたへと 運ぶのだろう あなたのために咲いた花を 私の魂には あなたのものでないものは何もなく あなたは摘むことができるのだ その夢とその誠を もしあなたが望むのなら 私はほほ笑んでいよう どんな時でも 悲しくても 嬉しくても 私は知っているのだから とても甘美な歌を 心を安らがせ 瞳を閉じさせることのできる |
トスティの爽快なメロディを満喫できる小曲です。それほど雄弁ではないけれども訥々と美しい歌が流れて行くのはとても魅力的。これもカレーラスの愛唱曲のようで彼の声が曲想にぴったりです。その他にも往年の大歌手ローザ・ポンセルに始まって結構愛唱している人は多い隠れたトスティの名曲と言えましょうか。詞はフランス語で、ルーマニアの亡命貴族エレナ・ヴァカレスコ(1864-1947)の書いたものです。彼女は亡命先のパリで作家、詩人として活躍した人なのだそうです。
( 2016.02.04 藤井宏行 )