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Seconda mattinata    
 
二回目の朝の歌  
    

詩: チンミーノ (Francesco Cimmino,1862-1938) イタリア
      

曲: トスティ (Francesco Paolo Tosti,1846-1916) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Su la villa solitaria
 Splende il sole:
 V'è nell'aria
Un profumo di viole;
Fra le siepi,nelle aiuole,
Degli augelli è gaio il canto:
 Tu soltanto,
 Tu soltanto
Non ti dèsti al novo sole.
 Non il sole,non gli augelli
 L'alba allietano così:
 Se non apri gli occhi belli,
 Non sorride il novo dì.
 
Quali imagini sì care
 T'han rapita,
 Che vagare
Ti fan lungi da la vita?
Qual parvenza più gradita
Ride in sogno a te d'accanto?
 Qual incanto,
 Qual incanto
Al mio sguardo t'ha rapita?
 Pur,se un tenero desio
 Per me chiudi in fondo al cor,
 Se tu sogni l'amor mio,
 Dormi,o bella,dormi ancor!

寂しいこの家に
 太陽が輝いているよ
 空気に漂うのは
スミレの香り
生垣の間では 花壇の中では
鳥たちの歌声が楽しげだ
 君だけが
 君だけが
目覚めないんだ 新しい太陽のもとで
 太陽も 鳥たちも
 夜明けを喜ばせはしない
 もし君がその美しい瞳を開いてくれなければ
 微笑まないのさ 新しい一日も
?
どんな幻なんだい そんなに心地よく
 君を奪い去って
 さまよわせているのは
君をこの生からはるか遠くへと?
どんな素敵な姿が
ほほ笑んでいるんだ 夢の中 君の傍らで?
 どんな魅惑が
 どんな魅惑が
ぼくの目の前から君を奪って行ったのか?
 だけど もしも優しい想いを
 ぼくのために心の底に閉じ込めて
 もし君がぼくの愛の夢を見てくれるのなら
 お眠り おお美しいひとよ ずっとお眠り!


朝、恋人を目覚めさせるために窓辺で歌う歌がこの「マッティナータ(朝の歌)」、レオンカヴァルッロの書いた歌がたいへん有名ですが、たくさんの歌曲を書いたトスティにももちろんあります。その普通のマッティナータに加えて、彼にはもう1曲こんな歌もあるのでした。
結局目覚めてくれない恋人に諦めて「おやすみ」を言いすごすごと帰っていく、ちょっと情けない男の歌です。
この曲、メロディの美しさからか結構人気があります。ベン・ヘップナーの歌う貫録十分で流麗な歌も良いのですが、セヴィリアの理髪師のアルマヴィーヴァ伯爵を歌うようなレッジェーロなテノールが歌うのが一番ピッタリのような気がします。ネットで見つけて聞けたペルー出身のテナー、ルイジ・アルヴァの歌が爽やかでそしてちょっと頼りなげな、この歌の精神を十二分に体現したスタイルとして絶品でした。

( 2016.01.19 藤井宏行 )


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