TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Winterreise   Op.3-4  
  Sechs Gesänge
冬の旅  
     6つの歌曲

詩: ウーラント (Johann Ludwig Uhland,1787-1862) ドイツ
    Lieder - Wanderlieder 6 Winterreise (1811)

曲: ブルクミュラー,ノルベルト (Norbert Burgmüller,1810-1836) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Bei diesem kalten Wehen
Sind alle Strassen leer,
Die Wasser stille stehen;
Ich aber schweif umher,

Die Sonne scheint so trübe,
Muss früh hinuntergehn,
Erloschen ist die Liebe,
Die Lust kann nicht bestehn.

Nun geht der Wald zu Ende,
Im Dorfe mach ich halt,
Da wärm ich meine Hände,
Bleibt auch das Herze kalt.

この冷たい風のもと
通りには誰もいない
水も凍りついている
だが私はさまよい歩くのだ

太陽はとても薄暗く輝いている
きっとすぐに沈むはずだ
消え去るだろう 愛も
喜びが続くことはないのだ

今 森が終わりに近づく
村で 私は休むとしよう
私は自分の手を暖めるのだ
たとえ心が冷たいままでも

一転して暗い歌ですがどことなくユーモアがあり、シューベルトの同名の歌曲集のようなことにはなりません。最後のオチもなんとなくほほ笑んでしまいそうな終わり方です。

( 2016.01.01 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ