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Ô triste,triste était mon âme    
 
おお悲しい 悲しいわが魂よ  
    

詩: ヴェルレーヌ (Paul Verlaine,1844-1896) フランス
    Romances sans paroles - Ariettes oubliées 7 Ô triste,triste était mon âme

曲: ボルド (Charles Bordes,1863-1909) フランス   歌詞言語: フランス語


Ô triste,triste était mon âme
À cause,à cause d'une femme.

Je ne me suis pas consolé
Bien que mon cœur s'en soit allé.

Bien que mon cœur,bien que mon âme
Eussent fui loin de cette femme.

Je ne me suis pas consolé,
Bien que mon cœur s'en soit allé.

Et mon cœur,mon cœur trop sensible
Dit à mon âme : Est-il possible,

Est-il possible,-- le fût-il,--
Ce fier exil,ce triste exil ?

Mon âme dit à mon cœur : Sais-je
Moi-même,que nous veut ce piège

D'être présents bien qu'exilés,
Encore que loin en allés ?

おお悲しい 悲しいわが魂よ
たかが たかが一人の女のために

ぼくは自分を慰められないのだ
心は飛び去ってしまったのだけれど

たとえぼくの心が ぼくの魂が
あの女から離れて逃げ去ったとしても

ぼくは自分を慰められないのだ
心は飛び去ってしまったのだけれど

それでもぼくの心は ぼくの心はあまりにも繊細で
魂に向かって語ったのだ:こんなことがあるのかと

こんなことがあるのか - 本当だったのか -
こんな酷い別れが こんな悲しい別れが?と

魂は心に答えた:私が知ることか
私として この罠がどういうことなのか

一緒にいるように思えることが 別れて
遠くに行ってしまったはずなのに?


ヴェルレーヌの「言葉なき恋歌」から。以前取り上げた「古い旋律に乗せて」のふたつあとの詩。意外と大物のフランス歌曲作曲家が手を出していない詩ですので、またこのシャルル・ボルドのところに登場していただきましょう。恋心のやるせなさをしみじみと歌い込んだ傑作と言えましょう。
古くはシュザンヌ・ダンコの絶唱がありましたが(INA 1955ライブ録音)、最近出たカウンターテナーのジャルスキーの歌が(Erato)とてもいい味わいでお薦めです。

( 2015.12.30 藤井宏行 )


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