Christkind Op.8-6 Weihnachtslieder |
幼子キリスト 聖なる夜の歌 |
Das einst ein Kind auf Erden war, Christkindlein kommt noch jedes Jahr. Kommet vom hohen Sternenzelt, Freut und beglücket alle Welt! Mit Kindern feiert's froh den Tag, Wo Christkind in der Krippe lag; Den Christbaum zündet's überall, Weckt Orgelklang und Glockenschall. Christkindlein kommt zu arm und reich, Die Guten sind ihm alle gleich. Danket ihm denn und grüßt es fein, Auch euch beglückte Christkindlein! |
かつて地上でひとりの子であった 幼子キリストは なお毎年やって来ます やって来るのです 高い星空より 喜びと幸せを世界中に満たして 子どもたちと一緒に楽しくこの日を祝います 幼子キリストが飼い葉桶に横たわった日を クリスマスツリーは辺りじゅうを照らし 目覚めさせます オルガンの響きや鈴の音を 幼子キリストはやって来ます 富者にも貧者にも 善き人は 彼にとってはすべて同じなのです 彼に感謝し しっかり挨拶しましょう そうすればあなたを幸せにするでしょう 幼子キリストは! |
Christkindというのは画像検索して頂くと分かりますが、われわれ日本人が「天使」といったときにイメージする姿に一番近い格好をした天使のこと。「クリスマス天使」という呼び名はあるようですがあまりなじみのないものなので私はちょっとこう呼ぶのに抵抗があります。イエス・キリストその人と誤解を生むのかも知れませんがこのChristkindを「子供のキリスト」、あるいは「幼子キリスト」と直訳して呼び名にもしているようなのでここではそう訳させて頂きました。歌曲集最終曲にふさわしく堂々たる格の立派な歌曲です。
( 2015.12.24 藤井宏行 )