Simeon Op.8-4 Weihnachtslieder |
シメオン 聖なる夜の歌 |
Das Knäblein nach acht Tagen Ward gen Jerusalem Zum Gotteshaus getragen Vom Stall in Bethlehem. Da kommt ein Greis geschritten, Der fromme Simeon, Er nimmt in Tempels Mitten Vom Mutterarm den Sohn; Vom Angesicht des Alten Ein Strahl der Freude bricht, Er preiset Gottes Walten Weissagungsvoll und spricht: “Nun lässest du in Frieden, Herr,deinen Diener gehn, Da du mir noch beschieden, Den Heiland anzusehn, Den du der Welt gesendet, Daß er dem Heidentum Des Lichtes Helle spendet Zu deines Volkes Ruhm!” Mit froh erstaunten Sinnen Vernimmt's der Eltern Paar, Dann tragen sie von hinnen Das Knäblein wunderbar. |
かの御子は 八日の後 連れていかれた エルサレムの 神の家へと ベツレヘムの厩から そこへ一人の老人が歩み寄る 敬虔なるシメオンだ 彼は抱き上げる 寺院の中央で 母の腕から その息子を この老人の顔から 喜びの光が湧き出て来る 彼は讃える 神の御業を 預言に満ち溢れ そして語るには: 「今こそ 安らぎのうちに 主よ あなたのしもべを行かせてください こうして御身はわしに運命を授けて下さった この救済を目の当たりにできるという 御身がこの世に送られた方は 異教徒どもにも 啓示の光を与えるのです 御身の民の栄光のために!」 喜び 驚きの思いで 両親はそれを聞く そして二人は連れて去るのだ この場から その奇跡の幼子を |
ルカによる福音書第2章に出てくる、エルサレムの神殿で幼子イエスを抱いた老人のことを歌っています。淡々とその情景が描写されて行きますが、音楽は雄弁でちょっとしたバラードになりました。
( 2015.12.24 藤井宏行 )