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Lullay my liking    
 
お眠り わが愛しの  
    

詩: 不詳 (Unknown,-) 
       原詩:A Medieval Anthology(中世詩歌集)

曲: ホルスト (Gustav Holst,1874-1934) イギリス   歌詞言語: 英語


Refrain
 Lullay my liking,my dear Son,my Sweeting;
 Lullay my dear Heart,mine own dear Darling,

I saw a fair maiden sitten and sing:
She lulled a little child,a sweete Lording.
<Refrain>

That Eternal Lord is He that made alle thing;
Of alle Lordes He is Lord,of every King He's King.
<Refrain>

There was mickle melody at that childes birth:
Though the songsters were heavenly they made mickle mirth.
<Refrain>

Angels bright they sang that night and saiden to that Child
“Blessed be Thou and so be she that is so meek and mild.”
<Refrain>

Pray we now to that Child,as to His Mother dear,
God grant them all His blessing that now maken cheer.
<Refrain>

<リフレイン>
 お眠り わが愛しの わが愛する子よ わがいとし子よ
 お眠り わが愛しの心 私だけのいとし子よ

私は美しい乙女が座って歌うのを見た:
彼女はあやしていた 小さな御子を 愛すべき主を
<リフレイン>

彼こそ永遠の主なのだ 万物を造りたもうた
すべての主の中の主にして すべての王の中の王
<リフレイン>

たくさんのメロディーがあった 御子が生まれし時
歌い手たちは天上でたくさんの笑顔を見せていたのだけれども
<リフレイン>

天使たちは明るくその夜に歌い 御子にこう言った
「あなたは祝福されましょう そして彼女も とても柔和で穏やかなのですから」
<リフレイン>

祈ろう 今こそその御子に そして彼の愛する御母に
神が彼らを受け入れ給い すべて彼の祝福が今歓呼となるように
<リフレイン>


15世紀の作者不詳のクリスマスキャロルです。曲はホルストが新たに付けたもののようで、リフレインの古典的な雰囲気を漂わせる部分と、主部(Verse)のリズムや転調を重ねる斬新な響きとの対比が見事です。アカペラなので音を取るのがかなり難しそうですが、結構児童合唱で歌っている録音が目につきます。意外と聴ける機会は多い曲だと思いますのでクリスマスにぜひどうぞ。

( 2015.12.22 藤井宏行 )


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