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Medan nordanvinden gnyr    
 
北風が咆える時に  
    

詩: 不詳 (Unknown,-) 
      

曲: シベリウス (Jan Sibelius,1865-1957) フィンランド   歌詞言語: スウェーデン語


Medan nordanvinden gnyr därute
andas blommor på den frusna rutan
upp av klar kristall friskt mod en gång!
Fritt i natten vinterstormen tjute
jag vill gripa drömmande i lutan
jag vill sjunga,vår,åt dig en sång.

Muntert brasan i min spisel ?ammar
vaken vill jag drömma nu som ofta,
ljuva vår,dig vill jag tänka på:
vårsol glöda skall uti min kammar
vårens blommor,blommor kring mig dofta
vårens fåglar kring mig slå.

北風が咆える時に 表で
花が息づいている 凍った窓ガラスの上に
透明な水晶の花が 力強く
気ままに夜の中 冬の嵐が吹き荒れようと
私は手にしたいのだ 夢見るようにリュートを
私は歌いたいのだ 春よ お前のために一曲

楽しげに炎を私のかまどの中で掻き立てて
目覚めたり 夢見たりしてみたいものだ
甘い春よ お前のことを考えたいのだ:
春の太陽の輝きが私の部屋を照らし
春の花たちが 花たちが私の周りで香り
春の鳥たちが私の周りに飛び回ることを

シベリウス最初期の習作です(1888)。彼には極めて少ないデュエット曲の上にチェロのオブリガードがつくという珍しいものです。まだ彼の個性が十分に発揮されているとはとても申せませんが、なかなか美しい音楽です。歌詞も愛らしいものですが作者は不詳なスウェーデン語の詩です。
2007年のシベリウス記念年にBISレーベルで大全集がリリースされましたがそこにヘレナ・ユントゥネンのソプラノにモニカ・グルーブのメゾ、マルコ・ユロネンのチェロの世界初録音が収録されていました。

( 2015.12.20 藤井宏行 )


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