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Give the Stranger Happy Cheer    
 
与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを  
    

詩: フォスター (Stephen Collins Foster,1826-1864) アメリカ
      

曲: フォスター (Stephen Collins Foster,1826-1864) アメリカ   歌詞言語: 英語


Give the stranger happy cheer,
When o'er his cheek,the teardrops start,
The balm that flows from one kind word
May heal the wound in a breaking heart.
Scorn not the grief that his breast may outpour
It may be for loved ones on some distant shore.
Oh! give the stranger happy cheer,
When,o'er his cheek,the teardrops start,
The balm that flows from one kind word
May heal the wound in a breaking heart.

Give the stranger happy cheer,
While forms familiar 'round ye stand,
Ye may not know what weight of woe
The wanderer bears in an unknown land.
Around ye no blessings more sweetly may fall
Than those which the way-wearied exile may call.
Oh! give the stranger happy cheer.
When,o'er his cheek the tear-drops start,
The balm that flows from one kind word
May heal the wound in a breaking heart.

Give the stranger happy heer.
Where e'er you find him,wan and weak,
'Twere little cost,'twere nothing lost
To all a smile o'er his care-worn cheek.
Your kindness for years in his memory may rest
To gladden his footsteps and comfort his breast.
Oh! give the stranger happy cheer,
When,o'er his cheek the teardrops start,
The balm that flows from one kind word
May heal the wound in a broken heart.

与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
彼の頬の上に涙のしずくがこぼれるときに
ひとつの親切な言葉からにじみ出る膏薬が
破れた心の傷を癒すことだってある
馬鹿にするな 彼の胸から溢れだす悲しみを
それは愛する人たちに向けたものかも知れないのだ どこか遠くの岸辺の
おお!与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
彼の頬の上に涙のしずくがこぼれるときに
ひとつの親切な言葉からにじみ出る膏薬が
破れた心の傷を癒すことだってあるんだから

与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
親しい人々が君たちのまわりにいる間は
君たちには不幸の重みは分からないかも知れない
さすらい人は耐えているのだ 見知らぬ土地で
君たちからどんな優しい慰めも受けることのないところで
やつれた逃亡者だと呼ばれること以上の慰めを
おお!与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
彼の頬の上に涙のしずくがこぼれるときに
ひとつの親切な言葉からにじみ出る膏薬が
破れた心の傷を癒すことだってあるんだから

与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
どんな時でも やつれて弱ったそんな人に会った時には
それは手間もかからない 失うものもない
満面の笑顔を 彼の悩み疲れた頬の上に
君たちの優しさは長いこと彼の記憶に残るだろう
彼の足取りを元気づけ 彼の胸を慰めるだろう
おお!与えよう この見知らぬ人に幸せな励ましを
彼の頬の上に涙のしずくがこぼれるときに
ひとつの親切な言葉からにじみ出る膏薬が
破れた心の傷を癒すことだってあるんだから


フォスターにけっこうありそうな感じがしたのですが意外と多くないのがこういったタイプの教訓ソング。1851年の出版ですがこの時期にはこの曲くらいでしょうか。ほとんど歌われることは今やないようですが、しみじみとした味わいが悪くないです。隠れた傑作と言っても良いと私は思いました。

( 2015.12.01 藤井宏行 )


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