TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


En Morgen var din Grav   Op.26-3  
  Tre sange
ある朝 お前の墓は  
     ヴィゴ・ストゥッケンベアの詩による3つの歌

詩: ストゥッケンベア (Viggo Stuckenberg,1863-1905) デンマーク
      

曲: アルネス (Eyvind Alnæs,1872-1932) ノルウェー   歌詞言語: ノルウェー語


En Morgen var din Grav
hel vinterhvid,bedækket
med nattegammel Sne.
Rosen bøjed sig lav,
men i den Sne,som tækked
din Grav,var under Morgendis
Smaafugles Trip i Tusindvis
at se.

O du,som under Vintersne
gravlagt i Dybet sover,
ræk mig din Skyggehaand,
lær mig,som du at se
fra Himmelhøjder over
hver Sti,hvor jeg er flakket vild,
sænk om min Vandren modermild
din Aand!

ある朝 お前の墓は
すっかり冬の 真っ白な
夜の雪に覆われていた
バラの花はうつむいていた
だが この雪の中 包むように
お前の墓は 朝の霧の中にあった
小さな鳥の足跡が 何千と
そこにはついていた

おお お前 冬の雪の中に
埋もれて深い眠りにある
私に伸ばしてくれ お前の影の手を
教えてくれ お前が見ていることを
天の高みから
私が狂ったように歩き回るあらゆる道を 
鎮めてくれ 私の放浪を 母のような優しさで
お前の魂は

第3曲もしみじみした良い詩です。北欧の雪に埋もれた墓の美しい情景が目に浮かぶようです。

( 2015.11.29 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ