Mignons Gesang II D 469 |
ミニヨンの歌 U |
So laßt mich scheinen,bis ich werde, Zieht mir das weiße Kleid nicht aus! Ich eile von der schönen Erde Hinab in jenes feste Haus. Dort ruh' ich eine kleine Stille, Dann öffnet sich der frische Blick, Ich lasse dann die reine Hülle, Den Gürtel und den Kranz zurück. Und jene himmlischen Gestalten, Sie fragen nicht nach Mann und Weib Und keine Kleider,keine Falten Umgeben den verklärten Leib. Zwar lebt' ich ohne Sorg' und Mühe, Doch fühlt' ich tiefen Schmerz genug; Vor Kummer altert' ich zu frühe; Macht mich auf ewig wieder jung! |
こうして私を装わせておいて下さい、私が本当にそうなるまでは 私からこの白いドレスを脱がせたりしないで 私は急いでこの美しい世界から あの堅固な住まいへと向かうのですから そこで私がほんのわずかの間でも安らげば 爽やかな視界がきっと開けてくるのでしょう その時には私はこの清らかな装いを 帯を 冠を返しましょう 天におわします方々は 男か女かなどと尋ねたりは致しませんし どんな衣装であろうとも 清められた体を包むことはありませんから 私は心配事も苦労もなく生きて参りましたが 深い悲しみだけは十分に感じておりました 悲しみのため私は あまりに早く年老いました どうか私にお授けください 永遠の若さを再び! |
シューベルトはこの詩を何度かメロディにしていますが、その中でも一番初めのもので、1816年の作曲です。
( 2015.11.14 藤井宏行 )