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Neue Liebe    
  Gedichte von Eduard Mörike für eine Singstimme und Klavier
新しい愛  
     メーリケ歌曲集

詩: メーリケ (Eduard Friedrich Mörike,1804-1875) ドイツ
    Gedichte  Neue Liebe

曲: ヴォルフ (Hugo Wolf,1860-1903) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Kann auch ein Mensch des andern auf der Erde
Ganz,wie er möchte,sein?
¯ In langer Nacht bedacht ich mir's und mußte sagen,nein!

So kann ich niemands heißen auf der Erde,
Und niemand wäre mein?
¯ Aus Finsternissen hell in mir aufzückt ein Freudenschein:

Sollt' ich mit Gott nicht können sein,
So wie ich möchte,Mein und Dein?
Was hielte mich,daß ich's nicht heute werde?

Ein süßes Schrecken geht durch mein Gebein!
Mich wundert,daß es mir ein Wunder wollte sein,
Gott selbst zu eigen haben auf der Erde!

いったい人間はこの世で
完全に他人のものになり切れるものだろうか
・・・夜遅くまで考えたが言わざるを得なかった、「否!」

だからわたしはこの世で誰のものになることもできず
誰もわたしのものではあり得ないのか?
・・・突然歓喜の光が暗闇からわたしの中に射し煌めく

神とならばわたしは望むままに
わがものとし、また神のものになれるのではないだろうか?
何がわたしを今そうさせないのだろうか?

甘美な戦慄が全身を貫く!
不思議だ、こんな奇蹟をわたしが思いつくとは
この世で神をわがものとするなどということを!

特に最終連が非常に難解で意味がとりにくいですが、自分なりに解釈してみました。3行目の「否!」を行末に置く既訳は少ないと思いますが、ヴォルフの歌曲でこの部分が非常に印象的に強調されているので、原詩の通りの位置にしてみました。

( 2003.8.25 甲斐貴也 )


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