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Seufzer    
  Gedichte von Eduard Mörike für eine Singstimme und Klavier
嘆息  
     メーリケ歌曲集

詩: メーリケ (Eduard Friedrich Mörike,1804-1875) ドイツ
    Gedichte  Seufzer

曲: ヴォルフ (Hugo Wolf,1860-1903) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


   Jesu benigne!
   A cujus igne
   Opto flagrare
   Et Te amare:
   Cur non flagravi?
   Cur non amavi
   Te,Jesu Christe?
   - O frigus triste!
        (Altes Lied)

Dein Liebesfeuer,
Ach Herr! wie teuer
Wollt' ich es hegen,
Wollt' ich es pflegen!
Hab's nicht geheget
Und nicht gepfleget,
Bin tot im Herzen ?
O Höllenschmerzen!

   イエスさま お優しき!
   その炎に
   わたしは焼かれたい
   そしてあなたさまを愛したい
   なぜわたしは焼かれないのでしょう?
   なぜ愛せないのでしょう
   あなたさまを おおイエス・キリストさま?
   - おお 悲しき冷たさよ!
          (古謡)

あなたの愛の火を
ああ、主よ、どんなに大切に
守りたいと願ったか
育てたいと願ったか!
守ることは出来ず
育てることは出来ず
わたしの心は死にました・・・
おお、地獄の苦しみ!


これも『画家ノルテン』に使われた詩で、元はラテン語の古い教会歌とされ詩集(ヴォルフの楽譜にも)には原詩が掲載されています。
この短い詩にヴォルフは「遅く、苦痛に満ちて」という指定をした陰鬱な曲をつけています。前奏のピアノの不協和音が印象的。地味な曲ですがヴォルフ自身は気に入っていたのかオーケストラ伴奏の編曲もしており、白井さんは両バージョンを録音しています。

( 2003.8.26 甲斐貴也 )


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