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  童謡百曲集 第4巻
 
    

詩: 三木露風 (Miki Rofuu,1889-1964) 日本
    小鳥の友(1926)  冬

曲: 山田耕筰 (Yamada Kousaku,1886-1965) 日本   歌詞言語: 日本語


藪の築土(ついど)を のぞいてみたら
草は かれがれ 石白く
赤い野茨(のばら)の實が のこる

鳥の懸巣(かけす)を のぞいてみたら
その巣 こわれて 芥がさがる
あくた さがつて 雨が降る

池の緋鯉を のぞいてみたら
緋鯉見えずに ちよんぼりと
蓮のあたまが 浮いてゐる

学校がへり 下駄きつて
肩のからかさ くるくると
まはしてゆけば雨がふる



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   童謡百曲集 第4巻 

( 2015.09.26 藤井宏行 )


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