Ljudi spjat Op.17-10 10 Romansov |
皆は眠っている 10のロマンス |
Ljudi spjat; moj drug,pojdem v tenistvyj sad. Ljudi spjat,odni lish’ zvezdy k nam gljadjat, Da i te ne vidjat nas sredi vetvej, I ne slyshat,slyshit tol’ko solovej... Da i tot ne slyshit: pesn’ ego gromka. Razve slyshat tol’ko serdtse da ruka. Slyshit serdtse,skol’ko radostej zemli, Skol’ko schastija sjuda my prinesli. Da ruka,uslysha,serdtsu govorit, Chto chuzhaja v nej pylaet i drozhit, Chto i ej ot etoj drozhi gorjacho, Chto k plechu nevol’no klonitsja plecho... |
皆は眠っている 恋人よ さあ暗い庭へ出よう 皆は眠っている 星たちだけだ ぼくらを見てるのは そうさ でも星たちにぼくらは見えない 枝の間からは 聞かれることもないさ 聞こえるのはただナイチンゲールの歌だけ 奴も聞いてはいないんだ 自分の歌が大声なものだから ただこの心と手だけが何かを感じてる 心は感じるのさ とても大きなこの世の喜びを どれほど大きな喜びを ぼくらはここに運んできたのだろう そうさ 手は感じてる そして心に告げるんだ 何かが彼女の中で震え 燃え上がっていると そして自分も 同じように震え 熱いのだと 肩は思わず 相手の肩へと寄り添っているのだと |
今年没後100年を迎えたロシアの作曲家タネーエフ、なかなか素敵な歌曲を色々書いてはいるのですがどうも取り上げられることは多くはありません。
フェートの愛らしい恋の詩につけたこの曲はその中では比較的良く聞かれるものでしょうか。これも作品17の中の一曲です。少々柄が大きすぎるような気がしなくもありませんが、ドミトリー・ホロストフスキーの貫録あふれる歌声で聴くことができます。
( 2015.04.25 藤井宏行 )