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Slava iskusstvu   Op.26  
  Symphony No.1
第6楽章 芸術に栄光あれ  
     交響曲第1番

詩: スクリャービン (Alexander Nikolayevich Scriabin,1872-1915) ロシア
      

曲: スクリャービン (Alexander Nikolayevich Scriabin,1872-1915) ロシア   歌詞言語: ロシア語


O divnyj obraz bozhestva,
Garmonij chistoe iskusstvo!
Tebe prinosim druzhno my.
Khvalu vostorzhennogo chuvstva.

Ty zhizni svetlaja mechta,.
Ty prazdnik,ty otdokhnoven’e;.
Kak dar prinosish’ ljudjam ty.
Svoi volshebnye viden’ja! ...

V tot mrachnyj i kholodnyj chas,.
Kogda dusha polna smjaten’ja,.
V tebe nakhodit chelovek.
Zhivuju radost’ uteshen’ja i zabven’ja.

Ty sily,pavshie v bor’be,.
Chudesno k zhizni prizyvaesh’;.
V ume ustalom i bol’nom
Ty myslej novykh stroj rozhdaesh’.

Ty chuvstv bezbrezhnyj okean.
Rozhdaesh’ v serdtse voskhishchennom,.
I luchshikh pesnej pesn’ poet.
Tvoj zhrets toboju vdokhnovlennyj.

Tsarit vsevlastno na zemle.
Tvoj dukh,svobodnyj i moguchij;
Toboj podnjatyj chelovek.
Svershaet slavno podvig luchshij.
Pridite vse narody mira,.
Iskusstvu slavu vospoem!

Khor.
Slava iskusstvu,voveki slava!

おお 神の偉大なる御姿
純粋なる芸術の調和よ
御身にわれら皆で捧げん
恍惚なる感情への賛美を

御身こそ人生の輝ける夢
御身は祝祭、御身は安息
人々にもたらされた贈り物なのだ
その魔法の幻影は!

暗くて冷たい時にあって
魂がすっかり惑う時に
御身のうちに人は見出だす
慰めと忘却の生きる喜びを

御身の力は 戦いに倒れた者を
奇跡に満ちて生へと呼び返す
疲れ病んだ心の中に
御身は考えさせる 新しい秩序が生まれているのだと

御身は感じ取る 広い大海原を
喜びに満ちた心に生まれた大海原を
そして 最高の讃歌を歌うのだ
御身の司祭は御身を触発する

全能なるお方は君臨する この地上に
御身の精神は 自由にして強大
御身は人々を高みへと導き
最高の偉業を達成する。
来たれ 世界のすべての人々よ
芸術の栄光を讃えよう!

<コーラス>
芸術に栄光あれ 永遠に栄光あれ!


ピアノ曲や管弦楽曲に独特のスタイルを貫いたロシアの作曲家スクリャービンには、声楽を伴う作品は極めて少なく、以前取り上げた彼の唯一の歌曲「ロマンス」の他には、まだ若かりし頃(1900)に書いた交響曲第1番の最終第6楽章に、合唱付きのテノールとソプラノ(またはメゾ)の歌を織りこんでいるのが唯一のようです。後年の彼からは想像もできないような爽やかなロマンティックさあふれるその音楽は意外なほどに魅力的で、けっこうこの曲聴きごたえがあると思うのですが、多くの人がスクリャービンに求めるものと違っているからでしょうか(「法悦の詩」などとは別の世界の音楽のようです)。あまり顧みられることはありません。ラフマニノフの交響曲にほんのりとワーグナーの味付けをしたようなこの音楽は、これはこれで別のタイプのファンが付きそうではありますが。
歌詞は自作のようで、その大げさな表現が何となく微笑ましくはありますが、この爽やかな賛歌にはなかなかにはまっていて聴いていても違和感はないです。

( 2015.01.09 藤井宏行 )


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