My life's delight Op.12-2 Seven Elizabethan Lyrics,Op. 12 |
わが人生の喜びよ 7つのエリザベス朝抒情詩 |
Come,O come,my life's delight! Let me not in languor pine: Love loves no delay,thy sight The more enjoyed,the more divine. O come,and take from me The pain of being deprived of thee. Thou all sweetness dost enclose, Like a little world of bliss: Beauty guards thy looks: the rose In them pure and eternal is. Come then! and make thy flight As swift to me as heavenly light! |
来たれ おお来たれ わが人生の喜びよ! われを苦悩のうちに待ち焦がれさせるな: 愛は遅きことを好まぬもの そなたの眼差しよ 楽しめば楽しむほど 一層聖なるものとなる おお来たれ そして私から取り去っておくれ そなたを奪われたこの痛みを そなたは すべての優しさを包みこむ 至福の小さな世界のように: 美が護るのだ そなたの姿を:バラは その姿のうちで純粋にして永遠だ されば 来たれ!そなたを飛翔させて 急ぎ わが許へ 天上の光のように! |
1907〜8年にかけて作曲されたこの「7つのエリザベス朝抒情詩」、16〜17世紀にかけて歌われた歌の詞を選び出してクィルターが改めて曲をつけています。第1曲はダウランドのもの、そしてこの2曲目はキャンピオン(Thomas Campion (1567 - 1620))のもの、これは歌詞もキャンピオン自身の作とされているようです。クィルターのつけたのは軽快で爽やかな愛のメロディ。実にいい味わいです。
( 2014.11.09 藤井宏行 )