Indra (God of Storm and Battle) Op.24-4 Vedic Hymns |
インドラ(嵐との戦いの神) ヴェーダの詠唱 |
Noblest of songs for the noblest of Gods! A song that shall reach to the throne of Indra, The Lord of the sky! Radiant with light,thou dost ride through the heav'ns. The Holy Ones rush forth to greet the monarch, Who ruleth the sky! Lo! to thy shrine we come,pouring libations. Swelling like mighty floods,our hymns rise to heav'n, Yoking thy steeds to thy swift flying chariot, Bringing thee earthward to aid us in battle, Filling our hearts with valour and strength, With strength as of heroes! Like to the river expanding the sea, Our loud swelling song shall increase Thy glory o'er earth and sky. Lover of sacrifice,lover of singing, Loud-voiced Thunderer, Shaker of mountains and Lord of the sky. |
最も気高い神々のための最も気高い歌どもよ! ひとつの歌がインドラの王座に届くであろうぞ 天の神のもとに! 光を撒き散らし 御身は天を馬で駆ける 聖なる者たちは 王を迎えるようと駆け寄ってくる この天を支配する王を! 見よ!御身の神殿にわれらは来る 神酒を注ぎながら 強大な洪水のように膨れながら われらの賛歌は天に昇って行く 御身の駿馬を素早い空飛ぶ戦車に繋ぎ 御身を地上へと呼び寄せるのだ 戦でわれらを助けるために われらの心を満たすのだ 勇気と力とで 英雄の力強さで! 川に向かって海が広がって行くように われらの大きな歌声は膨れ上がらせるのだ 大地と空の上の御身の栄光を 生贄を愛するお方 歌を好まれるお方 巨大な声の雷鳴たるお方 山を震わすお方にして天の支配者よ |
インドラは雷を司る荒々しい神 中国に伝わって帝釈天としても知られていますでしょうか。酒好きの奔放な神なのだそうで、そんなところも歌詞に現れてきていますね。しかし音楽の方は格調高い賛歌となっていますのでちょっとミスマッチ感がなくはありません。もっともイギリス歌曲としてはその旋律の魅力を含め、なかなか印象的なものだと思います。この歌曲集の中でも飛び抜けて魅力的でした。
( 2014.11.07 藤井宏行 )