浅間の馬子 |
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寒やから松 まだ芽はふかぬ せめて萌黄の 雨も降れ ホイ ホイ ドウ ドウ お父(とと)は山じゃよ 月の白樺 夜は夜で白い せめて薄雲 七重がさ ホイ ホイ ドウ ドウ お母(かか)は川じゃよ 宵の辛夷(こぶし)は もう花盛り せめて朝まで 一つ星 ホイ ホイ ドウ ドウ 娘は家(うち)じゃよ |
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坂本良隆の書いた曲の中では今でももっとも良く歌われる作品でしょうか。本物の馬子唄と言われても信じてしまうような濃厚な日本情緒です。新民謡のジャンルとしてクラシック歌手ばかりでなく色々な人に歌われてきたようで、ポニー・ジャックスが歌ったものもありました(Sony)
( 2014.11.02 藤井宏行 )