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Chant d'automne   CG. 360  
  6 mélodies
秋の歌  
     6つのメロディ

詩: 不詳 (Unknown,-) 
      

曲: グノー (Charles Gounod,1818-1893) フランス   歌詞言語: フランス語


Oh! viens,la fleur déjà fanée
Meurt sous le regard du soleil,
Et de tristesse couronnée
La terre entre dans son sommeil.
Viens,rêvons aux choses passées;
Sous ces arbres qui vont finir,
Laissons s'effeuiller nos pensées
Au triste vent du souvenir!

Puis regardant notre vie
Joyeuse et bénie
Lorsque tout est triste à l'entour,
Si pleine d'amour,
À genoux sur la terre
Nous rendrons grâce à Dieu,
Et nous lui ferons voeu
D'une double prière.

Oh! viens,c'est à l'âme immortelle
De rêver sur ce qui n'est plus,
C'est à l'âme heureuse et fidèle
De pleurer les beaux jours perdus,
En foulant ces feuilles passées
Songeons qu'il en est ici-bas
De qui les âmes sont blessées
Et dont les yeux ne sèchent pas!

Puis regardant notre vie
Joyeuse et bénie
Lorsque tout est triste à l'entour,
Si pleine d'amour,
À genoux sur la terre
Nous rendrons grâce à Dieu,
Et nous lui ferons voeu
D'une double prière.


ああ!ご覧よ 花たちはすっかり色あせて
死んでしまった 太陽のまなざしの下で
そして悲しみの冠をかぶり
大地は眠りについている
おいで 過ぎ去った日を夢に見よう
枯れて行くこの木々の下で
ぼくらの思いを吹き飛ばそう
この悲しい思い出の風の中に!

そしてぼくらの人生を見つめよう
喜びと祝福に満ちた人生を
あたりに悲しみが満ちていても
愛もまた満ちているのなら
地面にひざまずいて
ぼくらは神に感謝を捧げよう
そしてぼくらは神に捧げよう
二人分の祈りを

ああ!ご覧よ 不滅の魂なのさ
もうここにないものを夢に見るのは
幸せで敬虔な魂なのさ
失われた美しい日のことを嘆くのは
過去の落ち葉の上を踏み歩きながら
思いを馳せよう ここに落ちているものに
それがここにダウンしていると思う
傷ついた魂のことを
そしてその目の涙が決して乾かないということを!

そしてぼくらの人生を見つめよう
喜びと祝福に満ちた人生を
あたりに悲しみが満ちていても
愛もまた満ちているのなら
地面にひざまずいて
ぼくらは神に感謝を捧げよう
そしてぼくらは神に捧げよう
二人分の祈りを



秋になりましたのでグノーからも秋の歌を。彼の歌曲としても初期のものとなります。第6曲の「ヴェニス」のように代表作のひとつと数えられているものもあれば、この曲のようにほとんど取り上げられることがなくなってしまっているものもあります。ちょっとステレオタイプの秋の描写と言えなくもありませんが魅力的なメロディーだとは思うのですけれども。

( 2014.10.04 藤井宏行 )


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