Chant de résignation Op.34-5 Poèmes Juifs |
あきらめの歌 ユダヤの詩 |
Prends mon âme,fais en une lyre brillante avec les muscles de mon cœur fais des cordes, Et fais-les longues jusqu'au ciel. Et tes mains,ô muse,allonge-les sans cesse. Que les fibres de mon cœur murmurent et frémissent afin d'exprimer ma douleur immense, ma misère sans nom, afin que les cieux laissent couler des torrents de larmes et que le crépuscule et l'aube en soient éternellement noyés. |
私の魂を受け取って それで輝かしき竪琴をお作りください 私の心臓の筋肉で その弦を そしてそれは高く作ってください 天にも届くほど その手を おおミューズよ ずっと伸ばしていてください 私の心の弦が ざわめき 震えますように 私の限りない悲しみを表すために 私の言いようのない惨めさを そうすれば天が流して下さるでしょう とめどない涙を そしてそれで夕暮れも夜明けも 永遠に溺れてしまうでしょう |
「あきらめ」とありますが、信仰する心を明らかにする、といった感じの詩ですし、そんな雰囲気の音楽がついています。résignationに「(納得して)受け入れる」と言った意味があるので、日本語の「放棄する」といったニュアンスが強い「あきらめ」がちょっとマッチしていないということでしょうか。竪琴を模した澄んだ響きの伴奏にちょっとオリエンタルな朗唱の響きを思わせる歌声が絡んで、とても透徹感のある美しい歌になりました。
( 2014.09.27 藤井宏行 )