Pesn’ rybki Op.27-1 6 romansov |
魚の歌 6つのロマンス |
Ditja moe, Ostan’sja zdes’ so mnoj: V vode privol’noe zhit’e I kholod,i pokoj. Ja sozovu svojikh sester, My pljaskoj krugovoj Razveselim unylyj vzor I dukh ustalyj tvoj! Usni,postel’ tvoja mjagka, Prozrachen tvoj pokrov. Projdut veka,projdut goda Pod govor chudnykh snov. O milyj moj! ne utaju, Chto ja tebja ljublju, Ljublju kak vol’nuju struju, Ljublju kak zhizn’ moju... |
ぼくの愛し子よ ここにいておくれ ぼくと一緒に 水の中には自由な暮らしがある それでも冷たくて静かだ ぼくは呼ぼう 姉妹たちを ぼくらは輪になって踊るんだ 元気づけるために 君の暗い瞳を そして君の疲れた心を! お眠り 君のベッドは柔らかい 透明なのさ そのカバーは 何年もが過ぎて行く 何年もが過ぎて行く 素敵な夢のつぶやきの中で おおぼくの愛する人よ ぼくは飽きることはない 君を愛することに 愛するのさ 自由に流れる水のように 愛するのさ 自分の人生を愛するように |
水の中をスイスイと泳いでいるような伸びやかなピアノに乗せて、息の長いフレーズが歌われて行きます。昔からアレンスキーの作の中でも比較的良く演奏される曲のようですけれども、アレンスキーの歌曲自体が超レアでしょうか。詩は若くして亡くなった熱血詩人レールモントフ。清らかな水の中の魚に寄せているとは思えないような熱い恋の詩です。
( 2014.09.12 藤井宏行 )