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L’autre jour en m’y promenant    
  Chansons Populaires Françaises
ある日 私はそぞろ歩いた  
     フランスの大衆的シャンソン

詩: フランス語の民謡 (chanson folklorique,-) 
      

曲: タイユフェール (Germaine Tailleferre,1892-1983) フランス   歌詞言語: フランス語


L’autre jour en m’y promenant
Le long de ce rivage
A mon chemin j’ai rencontré
Une bergère aimable
Je lui ai dit: Belle en passant
Causerez vous à votre amant
Si vous l’aimez si tendrement
Je vous ferai des compliments.

Oh! Oui oh! Oui mon beau monsieur entrez
Entrez dans mon rivage
Entrez y tant que vous voudrez
N’avons qu’un p’tit bois à passer
Je vous dirai mes volontés.

Ils n’en fur’ pas dehors du bois
La bell’ se mit à rire.
Qu’avez vous bell’quand vous riez,

La belle,qui vous fait rire?
Je ris de toi qu’es si amoureux.
D’avoir passé le bois tous les deux
Tenant ta mie à ton côte
Sans lui avoir rien demandé.

La belle retournons au bois
La belle je te donnerai cent livres
Oh non au bois je n’irai pas
Car les chemins sont des appats.
Quand tu tenais la caille au blé
Galant,tu devais la plumer.

ある日 私はそぞろ歩いた
川のほとりを
道すがら 私は出会った
愛らしい羊飼いの娘に
私は彼女に言った:行きずりの美人さん
あなたに憧れる人とちょっと話しませんか
もしもあなたが愛してくれるなら
私はあなたに賛辞をおくりますよ

ああ!どうぞ ああ!どうぞ 立派な紳士のお方
岸辺においで下さい
お入り頂けますわ あなたのお望みのままに
通り抜けるほんの小さな森しかないですけれど
私はあなたに私の願いをお教えしますわ

森の中から出て来るやいなや
その美人は笑いだした
何がそんなにおかしいの 美人さん?

美人さん あなたを笑わせているのは誰なのさ?
私はあなたを笑っています そんなに恋しているのに
森を二人っきりで抜けたのに
あなたのそばに恋する人がいたのに
彼は何も求めないんですもの

美人さん 森に戻ろうよ
私はあなたに百ポンドあげるから
いいえ 私は森へは戻りません
この小道は蒔き餌なのです
あなたが小鳥をその手に捕らえたのなら
紳士さま あなたはその羽根を切っておくべきでしたわ


古風なメロディが美しく紡ぎだされるこの歌、歌詞は何とも皮肉たっぷりの面白いものです。何とも嫌な女のようにも思えますが、男が情けないだけなんですね。こういうバイタリティが民謡の魅力です。

( 2014.09.07 藤井宏行 )


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