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Melinda May    
 
メリンダ・メイ  
    

詩: フォスター (Stephen Collins Foster,1826-1864) アメリカ
      

曲: フォスター (Stephen Collins Foster,1826-1864) アメリカ   歌詞言語: 英語


Lubly Melinda,come now my dear,
I'm waiting,I'm waiting for you.
Shut down de window,dry up de tear,
And walk wid me ober de dew.

chorus:
Lubly Melinda,Melinda,Melinda,my sweet Melinda May!
I could work in de field and be happy all de day,
If you would only smile again,my sweet Melinda May.

Laugh in de sunshine,weep in de rain,
And walk wha de lily bud bloom,
Down in de meadow,ober de lane,
Oh! come,my Melinda lub,come.

Lubly Melinda is bright as de beam,
Now snow-drop was ebber more fair,
She smiles like de roses dat bloom round de stream,
And sings like de birds in de air.

If I was a hero and people would fall
Where ebber I'd tell dem to lie,
I'd make my Melinda de queen ob dem all,
And lib on delight ob her eye.

かわいいメリンダ おいでよ 大好きな娘
おいらは待ってる おいらは待ってるよ 君を
窓を閉じて 涙を拭いて
それから歩こうよ おいらと一緒に 露の中を

<コーラス>
かわいいメリンダ メリンダ メリンダ おいらの大好きなメリンダ・メイ!
もしも野原を歩けたら おいらは幸せさ 一日中
も一度ほほ笑んでくれたらなあ おいらのかわいいメリンダ・メイ

太陽の中で笑って 雨の中で泣いて
それから歩くのさ ユリのつぼみが開くところを
牧場の下の 小道の向こう
おお!おいでよ 愛しのおいらのメリンダ おいで

かわいいメリンダは光のように明るい
どんな雪の粒だってこれほど美しくはなかった
あの子はほほえむ 小川のほとりに咲くバラみたいに
それから空とぶ鳥みたいに歌うんだ

もしもおいらがヒーローでみんなをやっつけて
おいらがみんなにどこでも従うように命令できたら
おいらはメリンダをみんなの女王さまにするんだけどなあ
それであの子の瞳の喜びに生きるんだ


1851年の作品、歌詞の南部訛からもお分かりのようにミンストレルショーで黒人に扮したコメディアンによって歌われるスタイルの曲ですが、興味深いことにアイリッシュ系の美しいスローバラードになっていて、黒人訛りで歌われなければとても「おお!スザンナ」のようなおちゃらけを感じさせることはありません。ゆったりとしたテンポで、コーラスのクライマックスではリタルダンドも効果的に使われていてお見事なくらいの美しさです。

( 2014.06.14 藤井宏行 )


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