Le baptême |
洗礼式 |
Sur ce réservoir d’argent, Où dort l’eau bénite, Nous exposons cet enfant Qui pleure et s’agite. Toi,Seigneur qui descendis Pour sauver le monde, Répands l’eau du Paradis Sur sa tête blonde. Éloigne l’esprit du mal Qui le trouble encore. Fais que son front virginal Contemple l’aurore Purifié,chaste et beau Et du saint baptême Portant l’humide bandeau Comme un diadème. |
この銀の水桶には 聖なる水が満たされている われらはこの子にこれを捧げよう 泣いて身をよじっている この子に おお主よ 御身降り来て 世界を救われるお方 楽園の水を注ぎたまえ この子のブロンドの頭の上に 立ち去れ 悪霊よ なおもこの子を苦しめる者よ この子の無垢な顔を取り戻すのだ 夜明けを見つめる 浄化され 祝福され 罪なく そして濡れた冠を頭に付けるのだ この聖なる洗礼の まるで王冠のように |
この曲も歌曲にするにしては結構異色な感じの題材です。教会の中で歌われるようなおごそかな感じを醸し出しながら淡々と曲は流れて行きます。流麗なメロディのあふれるマイアーベーアの歌曲の中では少々地味かも知れません。
( 2014.05.01 藤井宏行 )