Barkarola 20 romansa |
舟歌 20の歌 |
Prelestnaja rybachka, prichal’ na bereg moj. Prisjad’ pod ten’ gustuju, pogovori so mnoj. Skloni ko mne golovku, ne bojsja zhe menja, Ved’ morju bez bojazni vverjaesh’ ty sebja. A serdtse - to zhe more, te zh buri v nem kipjat, Te zh goresti tajatsja, i strasti te zh kipjat. |
かわいい漁師の娘さん ぼくの岸辺に寄せておいでよ 茂みの陰に腰を掛けよう ぼくとお話しようじゃないか 君の頭をぼくに寄せてよ ぼくを怖がったりしないでさあ 海にだったら 怖がらずに 君は自分の身を任せるじゃないか この心も-海と同じさ いくつもの嵐がこの中に湧き立つけれど いくつもの悲しみも潜んでるんだ そしていくつもの情熱も湧き立つのさ |
ハイネの「歌の本」 帰郷にある有名な詩を下敷にしていますが、かなり原詩とは違っていますのでロシア語詞を書いた人をクレジットしています。熱烈な恋の歌なんですが音楽はあまりそんな感じはしません。いや、舟歌にしてはちょっと暗く沈んだ感じがしてあまり熱烈さを感じないのです。もちろんあの虐げられた労働者たちのボルガの舟歌ほど沈鬱ではないですけれども...
( 2014.05.05 藤井宏行 )