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Le premier jour de mai   CG. 426  
  6 mélodies
五月の最初の日  
     6つのメロディ

詩: パセラート (Jean Passerat,1534-1602) フランス
      

曲: グノー (Charles Gounod,1818-1893) フランス   歌詞言語: フランス語


Laissons le lit et le sommeil,
Cette journée :
Pour nous l'aurore au front vermeil
Est déjà née.
Or' que le ciel est le plus gai,
En ce gracieux moi de mai,
Aimons,Mignonne !
Contentons notre ardent désir :
En ce monde n'a du plaisir
Qui ne s'en donne.

Viens,belle,viens te promener
Dans ce bocage ;
Entends les oiseaux jargonner
De leur ramage.
Mais écoute comme sur tous
Le rossignol est le plus doux,
Sans qu'il se lasse.
Oublions tout deuil,tout ennui,
Pour nous réjouir comme lui:
Le temps se passe.

Laissons les regrets et les pleurs
A la vieillesse,
Jeunes,il faut cueillir les fleurs
De la jeunesse.
Or' que le ciel est le plus gai,
En ce gracieux mois de mai,
Aimons,mignonne.
Contentons notre ardent désir :
En ce monde n'a du plaisir
Qui ne s'en donne.


ベッドを出て まどろむのを止めて
この一日に
ぼくたちのため 真っ赤な朝焼けが
もう生まれて来たのだから
空は一層楽しげだよ
この素敵な五月には
愛し合おう 恋する人よ!
ぼくたちの熱い情熱を満足させよう
この世界には何もないんだ
与えられない喜びなんか

おいでよ 美しい人よ そぞろ歩きに
この林の中に
鳥たちのさえずるのを聞こう
彼らの歌声を
聞こうよ 他の何よりも
ナイチンゲールの歌が甘美なのを
奴は疲れを知らず
忘れるんだ すべての悲しみを すべての悩みを
ぼくたちも奴のように楽しまなくちゃ
時の過ぎゆくままに

置いて行こう 後悔や涙は
年寄りのもとに
若者は 集めなくちゃいけないんだ 花を
青春の
空は一層楽しげだよ
この素敵な五月には
愛し合おう 恋する人よ!
ぼくたちの熱い情熱を満足させよう
この世界には何もないんだ
与えられない喜びなんか


グノー初期の歌曲です。6曲まとめて出版されたのは1955と遅いですが、それなりに良くできた作品だという自負が作曲者にもあったのでしょうか。この曲のように素朴なセレナーデ風の(これは朝に誘っているから「マッティナータ(朝の歌)」の方が正確ですが)曲が多いですが、6曲目の「ヴェニス」のように深みのある抒情歌もあります。
この第1曲目は詩のあまりのシンプルさに負けてか、あまりにたくさんあるグノーの恋人を誘い出す春の歌の系譜の中では印象が弱いように思えます。そのあたりが取り上げられることが少ない理由なのでしょう。メロディはなかなか素敵なのですけれども。

( 2014.05.01 藤井宏行 )


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